「福祉員」は、各自治会から選出(自治会長の推薦)され、下関市社会福祉協議会(以下「市社協」といいます。)会長から委嘱を受けて活動する「小地域福祉活動の推進者」です。「福祉員」は、誰もが安心して暮らすことのできる、自治会づくりの実現を目指して、近隣住民や自治会長さん、民生児童委員さんなどと協力して、地域の生活課題を解決するための活動や福祉課題を抱える住民を支援する活動などを進めます。
近所で困っている人はいませんか?例えば・・・ひとり暮らしで話し相手がいないみたい。食事の支度や通院で困っているみたい。子育てで悩んでいるけど、近くに相談できる人がいないみたい。訪問販売の人がよく出入りしているみたい。など・・・。
地域内で困っている人、気になる人に気付いたり、地域住民みんなの困りごとなどを発見することが活動の第一歩です。
地域で「あの人困っているのでは・・・?」というような人を発見したら、自治会長さん、民生児童委員さんなどの関係者に連絡(報告・連絡・相談)することが必要です。自分で解決しようとせず、関係者に連絡することが大切です。 ☆地域内での支援活動のお手伝い役 地域では、困っている人を支援するために、さまざまな活動が行われています。福祉員は、高齢者、障害のある人、子ども、子育て中の親などが集まって「仲間づくり」「友達づくり」をおこなう「ふれあい・いきいきサロン」や「会食会」などのお手伝いをしたり、地域の関係者と一緒に話し合いをして必要であれば、見守り活動の一員として活動のお手伝いをします。
地域づくり活動は、一部の関係者だけでは進められません。その地域に暮らす住民の皆さんの理解と協力、そして参加が欠かせません。福祉員は自治会内の住民の皆さんへ地域づくり活動への理解や参加の呼びかけをします。
福祉員は市社協が実施する諸行事や活動などの協力者としての役割もあります。
市社協では、福祉員の育成と資質向上を目的として、毎年1回「福祉員研修会」を開催しています。
昭和61年、山口県社会福祉協議会の呼び掛けによって、誰もが安心して暮らすことのできる地域づくりを目指して「福祉の輪づくり運動」が県下全域で始まりました。この運動は、「困ったときにお互いが助け合える仕組みをつくろう」というもので、その推進役として「福祉員」が位置づけられ、その設置促進が県下の市町社協共通の重点活動になりました。
現在、下関市内では、794人(令和3年6月1日現在)の福祉員が活動しています。市社協では、よりきめ細かな地域福祉活動が推進できるよう、福祉員制度の普及啓発、福祉員の設置促進、福祉員の育成と資質向上に取り組んでいます。
圏域 | 下関 | 菊 川 |
豊 田 |
豊 浦 |
豊 北 |
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東 部 |
中 央 部 |
西 部 |
北 部 |
彦 島 |
山 陽 |
山 陰 |
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福祉員数 | 25 | 37 | 22 | 69 | 36 | 142 | 145 | 42 | 87 | 90 | 99 |
自治会数 | 37 | 34 | 45 | 85 | 37 | 138 | 161 | 42 | 35 | 90 | 99 |